平成20年7月22日の午後1時より、外かく環状道路特別委員会が市川市役所3階会議室に於いて開催され、今回も国土交通省、東日本高速道路(株)を始め、千葉県、市川市のそれぞれ関係する担当者が出席の中、外環道路問題について、外環特別委員会委員の10名が順次質問し、私も本市にとってよりメリットの感じられる外環道路の早期完成に向け、大きく3点、国、県に対して質問いたしました。
※要約し内容を報告させていただきます。
(質問1)
整備計画区間3について、今までの計画では国道6号より市川北IC「国分三叉路」までの3.5km区間は平成20年から22年にかけて環境保全空間「幅員16mの植樹帯、サービス道路、自転車歩行者道路」を順次整備するとの事で近隣住民は早期整備を期待しているが、まったく整備されていない。どこをどのように整備していくか伺う。
(回答)
区間3の市川松戸線から「国分三叉路」県道高塚新田市川線間については、主に生活道路や通学路の安全性の向上などを見込んで、用地取得箇所を利用し、植樹帯、サービス道路、自転車歩行者道の環境保全空間の先行整備予定している。遅れてはいますが、今年度出来るところから着手し、早く使っていただくことが、地域住民のためになるものと考え、市川市とも相談し進めていきたい。
(質問2)
街づくり関係の「9分類22項目」、環境関係の「6分類28項目」の受け入れ条件については千葉県にも提出され、環境保全関係は協議会が設置され、関係者が検討、調整を図っていると聞くが、9分類の街づくり事業関係の検討会議についてはあまり話を聞かない。そこでどのような体制で検討、調整がされているのか伺う。また受け入れ条件の完全実施を望むところですが、見通しを伺う。
(回答)
県に関係する事業については、専門部会を設け必要に応じ検討を行うと共に、事業の整備については随時、関係機関と協議し問題の解決に努めている。外環道路の受け入れ条件完全実施の見通しは、構造や環境などの項目について、外環供用に合わせ適宜処置させていきたい。街づくり関係事業は、多額の費用と時間を要するが順次取り組んでおり、(仮称)妙典橋の整備も、県の厳しい財政状況もあるが、外環供用に合わせ完成させたい。
(質問3)
今後、区間3を整備する上で都市計画決定された路線、県道高塚新田市川線は国分三叉路付近に市川北ICができる関係で、外環道路と接続交差する路線の中でも、どこよりも需要が高く9分類22項目にも具体的に書いてある路線である。外環道路の供用にあわせ、高塚新田市川線の整備が必要と思うが、その考えについて伺う。
(回答)
外環との交差点影響区間は、外環本線と合わせ事業者が整備することとしている。県道高塚新田市川線については、非常に重要な道路であると認識しておりますが、既に街並みが形成されており時期がきたら、市や地元の意見を聞きながら検討して行きたい。また渋滞対策として曽谷交差点の改良整備が完成した。国府台女子学園前交差点の南北200mについても、平成21年度より整備に着手する。
≪市川市では、環境対策に万全を期すため、構造・環境・移転等を盛り込んだ9分類22項目、大気質・騒音・自然環境に係わる項目を中心とした6分類28項目を国、県へ要望している。≫
県道高塚新田市川線 国分小学校前