今年も残すところ僅かとなりましたが、皆様におかれましてはご健勝にてご活躍のこととお慶び申し上げます。
今年を振り返ると、想定していなかった国難ともいえる新型コロナウイルス感染症の脅威により、市民生活に大きな影響を与える事態が続いております。引き続き市議会議員としてまた、自民党市川市支部長の立場からコロナ禍に対応してまいります。
長い歳月を掛けて市民の利便性向上を目的として建設された新しい市役所第1庁舎が令和3年1月に全面開庁いたします。これを新しい節目のスタートと捉え、「誰もが安心して暮らせる街市川」の将来像を見据えながら、全力で取り組んでまいります。
令和2年9月定例会の緑風会第1の代表質問の中で、村越市長が中核市への移行方針を表明しました。市川市は政令指定都市及び中核市でない市の中で人口規模は最大級です。中核市では、現在千葉県が行っている事務のうち、保健所に関する事務や保育に関する事務等が市に移行されます。新型コロナウイルス感染症への対応について、県と連携して対応していましたが、これには限界があり、市民の安全・安心のため、機動的な対応を取るためにも、市川市独自での保健所を保有する必要があります。また、市川市は待機児童の多さが大きな問題となっています。中核市では、保育所の認可をはじめ、その後の保育の質を確保するために、指導を行うことができます。
しかし、事務の移譲により、新たな人員の確保をはじめとする、移行後のランニングコストが高額になるとの試算があります。こうしたことから、更なる歳出の抑制と住民サービスの向上による人口増・収入増策に取り組む必要があります。懸念される部分もありますが、中核市移行に向け努力してまいります。