本年平成二十三年を総体的に見てみますと、誰もが何と大変な一年であったと感じていることと思います。三月十一日に発生した東日本巨大地震による津波と福島第一原子力発電所の事故。度重なる大型台風や記録的な豪雨による風水害の被害が数多く発生し、自然災害に対する都市基盤整備やそれぞれの地域、家庭での日頃の備えに対する重要性をより認識を新たにした年であったと思います。併せて被害を受けた地域の一日でも早い復興を願うところであります。
本年は統一地方選挙の年、私も四月に行われた、市川市議会議員選挙に四選を勝ち取るべく準備をして来ましたが、東日本大震災の発生により難しく大変な選挙ではありましたが、多くの市民の皆様にご指示ご支援を賜り、三、六一二票を戴き上位にて当選することが出来、感謝致しております。 そして、会派の代表をしております緑風会は、今回初当選した新人二名の加入により、六名の会派となりました。責任の重さを感じると共に、市長与党の会派代表として市政運営にしっかりと取り組んでまいる所存であります。また、東京外郭環状道路特別委員会委員長の役職を九月議会にて推薦戴き、更に重責を担う立場となり、用地取得率も九十九%、供用開始目標年度平成二十七年、最終段階となった今、市川市民のみならず、多くの方々が早期開通を望んでいる所であります。市民にとって誰もが良かったと思える外環道路の早期完成を目指し努力してまいります。
さて、千年に一度と言われた東日本大震災、九ヶ月が過ぎた今も尚、死者約一万六〇〇〇人、行方不明三千五〇〇人、避難者三十二万八〇〇〇人そして、今も私たちの生活に大きな影響を及ぼしております放射能問題。市川市においても、比較的放射線量の高い地域があるため、市は安全で安心して生活できるよう放射線の低減対策に取り組むべく「放射能対策担当室」を新設した所であります。私も放射能汚染問題に付きましては、しっかりと情報収集に努めると共に少しでも市民の不安解消、未来ある子ども達の安全と健康を守るために努力してまいります。
今年は特に多事多難な一年ではありましたが、来年こそ明るい話題の多い年になるよう願う所でございます。
結びに、市民に選ばれた四期生議員として、これからも「安全で夢のある街・市川の実現」に向け、更に努力してまいりますので、変わらぬご指導、ご支援をよろしくお願い申し上げます。
皆様の益々のご健勝とご多幸を心よりお祈り申し上げ挨拶といたします。