2014年6月議会
平成26年6月市川市議会定例会は、6月6日(金)から6月23日(月)まで開催いたしました。
市川市から提出されました、条例7件、工事請負2件を含む29件の議案が提出され、審議の結果すべて原案どおり可決承認されました。
   平成26年6月議会の一般質問内容
《主な質問内容》
○貴重な本市緑地の保全及び創出について(市長及び関係者)

(1)緑被率の推移及び現時点での保護、保全の取り組みについて
(2)緑地の寄附に対する考え方について
(3)市制施行80周年を記念した植樹について
○地域を支える商店会振興策について(市長及び関係者)
(1)市内商店会の現状及び会員の加入状況と加入促進について
(2)商店街灯、防犯灯、街路灯の設置状況とその支援方法について
(3)商店会へのアンケートにあった「魅力ある商店街づくり」への今後の対応について
○保健医療福祉センターのあり方について(市長及び関係者)
(1)平成25年度における「保健医療福祉センター経営分析等委託」の結果について
(2)結果を踏まえ、市は同センターの方向性をどのように考えているのか
 
   市制施行80周年を記念した植樹について
本市は本年、市制施行80周年の節目の年度に当たり、多くの記念事業が行なわれている。そして、記念植樹も一部終了し、計画本数約40本と聞いている。本市の貴重な緑地の保護保全は大変重要であり、市制施行80周年を記念し、子供たちの手により、将来森になるような緑地の創出に繋がる記念植樹が出来ないか場所も含め問う。
   
市制施行80周年記念植樹については、市川駅南口広場と大洲防災公園にマメ梨の木5本を植樹した。そして、国分川調節地沿道に桜の木のオーナーの募集を予定している。また、子供たちの記憶に残る植樹を行うことは非常に意義がある。そこで、市内の植樹場所の確保ですが、平成25年度曽谷緑地に隣接する場所が寄付を受け、植樹が可能か検討していく。

曽谷緑地
 
   商店街灯、防犯灯、街路灯の設置状況とその支援方法について
市民の安全安心を目的に商店街灯、防犯灯、街路灯がある。しかし、近年の売り上げの減少や後継者不足等による商店会員の減少、併せて電気料の値上げにより商店街灯が撤去される事案が問題となっている。この様な問題回避は行政の役割でもあるが、商店街灯のみ補助率が低い。そこで、道路照明の安全目的は一緒であり、補助制度の統一的対応を望むが、市の考えを問う。
   
商店会の解散と電気料の値上げにより5年間で512灯減少した。市としては、商店街灯の維持管理費の減少を図るためLED化への補助と併せ、国の補助金等の活用の支援も行っている。また、路上照明の確保に対し関係各課と連携を図り市民が安心して夜道を歩ける街づくりを推進していくと共に、商店街灯の補助基準の見直しを研究していく。
 
   保健医療福祉センターのあり方について
保健医療福祉センターは厳しい収支の中、一般会計からの繰入金により運営している。そこで今回、専門のコンサルタントに経営分析を委託し、保健医療福祉センター3施設、リハビリ病院、ゆうゆう、柏井デイサービスセンターの分析結果が示された。今後の方向性を具体化していくため、医療センター利用者、職員などの対応も含め市はどのように取り組んでいくのか。
   
今回の経営分析は財務的視点で行った。しかし、保健医療福祉センターは「寝たきりの人をつくらない」という基本理念があり、3施設に対し総合的に判断していく必要があると考えている。リハビリ病院は直営、ゆうゆうは民営化、柏井デイサービスセンターは指定管理者方式との方向性が示された。今後、庁内合意を得て慎重かつ丁寧に進めていく考えである。

保健医療福祉センター
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